住まいの工夫

外出時の防犯対策

  •  旅行等で長期不在になる場合、防犯特に家宅侵入による盗難には十分配慮する必要があります。
  •  進入があった場合は、警報を鳴らしたり、音や光で威嚇を行ったりする機器を設けたり、警備会社の警備・駆けつけサービスを利用することも検討しましょう。
  •  戸締まりの確認やカメラを利用した見守りシステムもあります。
  •  また近隣とのコミュニケーションを普段から心がけ、外出時には不審者が近づかないよう近所の方に見守ってもらうことも大変効果があります。
 空き巣の侵入手段
 戸建住宅における空き巣の侵入手段としては、大半がガラス破りとなっています。また1階からの侵入が9割を占めており、特に樹木で外から見えない等「監視性が乏しい住環境」で、死角となる場所が狙われています。

 効果的な防犯対策としては、

(1) 住環境としてのポイント
  •  犯行をあきらめる要素として、声をかけられたなど「人目」が侵入盗が嫌う第一のポイント。
  •  死角になる場所には砂利を敷いたりして、「音」で侵入を知らせる工夫も重要なポイント。
  •  隣近所の「コミュニティ」が強いと侵入盗の被害が少なくなります。

    (2) 住宅性能(防犯性能)としてのポイント
  •  侵入に約5分以上かかればあきらめるといわれています。
  •  窓や玄関等に、「補助錠をつける(1ドア2ロック)」「防犯合わせガラス」「防犯サッシ」など、侵入防止対策を行うことが有効です。

    (3) ホームセキュリティ
  •  ホームセキュリティは住宅の開口部(玄関・窓等)や室内に、侵入を感知する各種「センサー」を取り付け、住宅を監視するシステムです。
  •  警備会社のシステムなら、監視と出動を実施しており、万が一侵入が発生した場合には警備会社の監視センターへ通報され、警備隊員が現場へ駆けつけ緊急対応を行う。必要に応じて110番・119番への連絡も行ってくれる。


  • 出典:社団法人 都市防犯研究センター調べ(2003年)