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住まいにおいて、「窓」は採光や通風に欠かせず、また外観やインテリアのアクセントとしても重要な役割を担っています。それに加え、最近では窓ガラスそのものにもさまざまな性能が要求されるようになり、住み手は目的に合わせた窓ガラスを選べるようになりました。まずは、その種類と特徴をご紹介しましょう。 |
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単板ガラス。透明な板ガラスを一枚で使用します。一般の窓ガラスとしてもっとも多く使用されています。 |
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2枚の板ガラスの間に中空層を設けたもので、単板ガラスに比べて約2倍の断熱性があり、結露対策にも。さらに、特殊金属膜を持つ低放射(Low-E)ガラスを使用すると、単板ガラスの約4倍の断熱性能となります。 |
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2枚の板ガラスの間に透明で接着力の強い中間膜を挟み、加熱圧着したもの。紫外線カットや飛散防止などに優れています。中間膜を厚くしたり、ポリカーボネート板を挟み込むことで、破りにくくなります。 |
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2枚の板ガラスの間に真空層を設けたもので、単板ガラスの4〜5倍の高断熱性能を発揮します。真空層が熱の伝導・対流を、Low-Eガラスが熱の放射を防ぎます。 |
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合わせガラスにはさまざまな機能があります。その中でも、日常生活に係わりの深い“紫外線を上手にカット上手に採光するガラス”にスポットを当ててみましょう。 |
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太陽エネルギーには、私たちが色と明るさを感じる可視光線、熱として感じる赤外線のほかに紫外線が含まれています。紫外線は人体に対して殺菌効果やビタミンD合成など有効作用がある一方、日焼けや皮膚ガンを誘発する作用もあります。また、木材や紙類、布類に対しては変色や褐色させる作用を持ち、室内の家具やカーテンなどの色褪せの原因と考えられています。 |
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合わせガラスは、中間膜が紫外線を吸収し、99%以上の紫外線をカット。一般のフロート板ガラスや複層ガラスよりも、室内の家具やカーテンの色褪せを抑制する効果があるといえます。 |
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そして、この紫外線カット性能のほかにも、合わせガラスは次のような特徴を持っています。 |
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地震時などに窓枠の変形、家具の衝突、強風時の風圧力などでガラスの飛散や脱落がほとんどありません。また、衝撃物に対する耐貫通性も高く安全です。 |
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中間膜を厚くしたり、破りにくいポリカーボネイト板を挟み込むことで挟み込むことで泥棒が侵入をあきらめるほどガラス破りに時間がかかり、防犯性能に優れた開口部を創ります。 |
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*但し、防犯設計はガラスだけではなく、サッシ、雨戸、シャッター、錠前、照明、セキュリティシステムなど総合的な対策が必要です。 |
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防音特殊中間膜を挟み込んだ合わせガラスでは、外部の騒音によるガラス振動を吸収して音エネルギーを低減させ、静かな空間を創ります。室内からの生活音も外部に逃がしません。 |
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冷たい外気の影響を受けにくいため、ガラス面の結露を防ぎ、水滴による建材への腐食やカビの発生を防ぎます。 |
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