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空気環境部会
 「住宅内の臭気に関する調査報告その3」 松田俊一(YKKAP梶j
 大型チャンバー内に3種類の空気清浄機と第3種機械換気設備および通風換気設備を設け、臭い物質を大型チャンバー内に拡散させ、30分間の試験中に5分経過毎にサンプリングし、検知管または三点比較式臭袋法でにおい物質の濃度を測定し、別途臭いセンサーは直接チャンバー内に入れ連続測定を行い、空気清浄機及び換気設備の臭気除去作用の性能比較試験を行った。
 空気清浄機は機種によって性能に大きな差があり、相当換気回数では0.08〜1.22回/hの開きがあった。第3種機械換気は1.4回/hと空気清浄機に比べて臭い物質の低減効果は大きかったが臭気強度の低下は30分間の運転では不十分であった。通風換気は20〜40回/hでわずか8分で臭い物質濃度、臭い強度とも大きな低減を示した。
 
 「住宅内のVOCに関する調査」−室内における部位別のVOC放散量調査− 中川雅至(大和ハウス工業梶j
 簡易型パッシブ測定器ADSECを用いて、試験室内の床や壁、天井などの室内側に面する主構成部材および家具表面からの7種のアルデヒド類とVOC類の放散量を24時間パッシブサンプリングで測定した。ホルムアルデヒドの室内濃度への寄与率は和室では畳床52%、洋室ではカラーボックスが50%、天井20%、壁14%、床継ぎ目8%であった。トルエンは壁33%、床継ぎ目22%、天井18%、床13%であった。
 ADSECが化学物質の発生源特定に有効なことが分かった。
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