住宅および住生活に関する調査報告書 |
濱野稔(住まい方部会) |
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2005年8月〜9月にかけて関西の4年制大学の1年次に在籍する学生に依頼し、所帯主またはその配偶者で、居住している住宅の維持管理状態の詳細を把握できる人を回答者として選びインタビュー方式で住まいの中で困っていることについてアンケート調査を実施した。
回答者は戸建て持ち家に居住し、大学生の子供を持つ中程度以上の所得層で、所帯主ならびにその配偶者が40〜50代の夫婦と子供所帯が多く、困っていることでは住宅の維持管理面が最も多く、次いで環境面、スペース面となっている。困っていることのトップは居室窓の結露34%、外の音27%、浴室のカビ26%の順である。困っていることへの対策は35%は考えているが56%は有効な対策が思いつかないとして放置している。
リフォーム歴については48%はメンテナンスに関するもので35%は使い勝手などの住宅の機能性の改善が理由になっている。
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