2003年度研究発表会が、5月26日(水)に梅田スカイビルタワーウエスト22Fで開催され、1年間の各部会研究成果が発表されました。 |
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発表プログラム |
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防露部会 部会長 中川浩(パナホーム(株)) |
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「結露対策実験調査報告」
昨年度に実施した、「除湿換気ユニット」による結露防止実験参加住宅の中で、効果が最も低かった家庭に対し、KJK推奨の「結露の治し方5つの工法」を順次評価する事でその解決策を探りました。
「調湿建材に関する調査報告」
調湿建材の物性データの調査と、調湿建材貼付時の調湿効果のシミュレーションを行い、平衡含湿率や密度などの物性データから調湿効果が推定できる可能性があることがわかりました。 |
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▲パナホーム(株)
中川浩さん |
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防菌防カビ部会 部会長 小林智紀((株)日本衛生センター) |
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「住環境における結露とカビ発生の実態調査報告」
2003年度に寄せられた結露やカビ被害に関する情報の中から、特に難解な物を数件選び、実態調査と原因究明を試みあわせて解決策の提案を試みました。 |
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▲(株)日本衛生センター
小林智紀さん |
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環境生物部会 部会員 杉浦正昭(フマキラー(株)) |
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「『害虫豆知識』(害虫の被害、生態、対処法)中間報告」
比較的多く出現する31種の害虫を取り上げ、それらが与える被害を5つに分類し、それぞれの害虫について出現時間、分布、対処法などを簡潔にまとめました。 |
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▲フマキラー(株)
杉浦正昭さん |
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空気環境部会 部会員 麻生康弘(アイシン精機(株))、松田俊一(YKKAP(株)) |
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「居室用換気扇に関する評価報告」
内外でショートサーキットが起こっていないか?部屋の中で換気ムラが生じないか?実際に居室を想定した部屋に設置し、部屋の各位置による換気量を測定し、その効果を検証しました。
「住宅内の臭気に関する調査報告その1 −住宅内の臭気とにおいセンサーとの関係−」
簡易測定器として広く活用されているにおいセンサーを使って実際の住宅でにおいを測定し、温度や湿度、においの感覚との関係を調査し、またにおいセンサーと臭気濃度との関係についても実験を行いました。 |
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▲アイシン精機(株)
麻生康弘さん |
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▲YKKAP(株)
松田俊一さん |
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床下環境部会 部会長 中野英樹((株)NITTOH) |
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「高湿度な床下環境をもつ住宅における防湿対策効果に関する調査報告」中間報告
床下湿度が大変高く、カビ等の被害が見られる住宅に、布基礎で仕切られた隣接する2部屋に防湿シート敷設と調湿材敷設の2種類の施工を実施し、計測、経過観察を行い、落下菌測定などの調査も併せて行いました。 |
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▲(株)NITTOH
中野英樹さん |
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光・視環境部会 部会長 後藤浩一(積水ハウス(株)) |
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「ハウスメンテナーWEBアンケートに関する調査報告」
住まい手の視点からのアンケートに続き、今年度のターゲットは作り手の視点から現状の問題点を探り、健康住宅アドバイザー、KJK会員を対象に照明・採光に関するアンケート調査を行い、結果分析しました。 |
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▲積水ハウス(株)
後藤浩一さん |
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音・振動環境部会 部会長 重藤博司(東陶機器(株)) |
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「音・振動環境問題に関するハウスメンテナーへのアンケート調査結果報告」
住環境における音・振動環境問題の実態調査を進めていく上で、ハウスメンテナーに対するアンケート調査を実施することにより、彼らのおかれている状況を把握するとともに、音・振動問題に関してこれからどのような活動をしていくべきかを考察しました。 |
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▲東陶機器(株)
重藤博司さん |
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住まい方部会 部会員 石橋実(パナホーム(株)) |
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「『住まいの中で困っていること』に関する研究報告」
住まい手が「住まいの中で困っていること」として想定される具体的な内容や、実際の対応の程度や知識の有無などをピックアップし、さらにどのような「原因」からそれらが生じているのかを考察し、併せて具体的な「対策案」を検討しました。 |
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▲パナホーム(株)
石橋実さん |
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