毎年この時期に(財)日本漢字能力検定協会が公募して選ばれる[今年の漢字]のイベントは同協会の前理事長親子を巡る不祥事で存続が危ぶまれていましたが、第15回になる今年も例年通り実施されることになり安堵しました。本年は「新」が選ばれて12月11日に京都市東山区の清水寺で発表され、TVニュースで森清範貫主が力強い筆使いで[新]の字を1.3m×1.5mの和紙に墨痕鮮やかに揮毫(きごう)する様が放映されました。
米国でのオバマ新大統領の就任、日本では鳩山新内閣の発足、スポーツ界ではイチローの大リーグ9年連続200本安打や石川遼の最年少プロゴルフ賞金王などの新記録が印象深く、一方新型インフルエンザの流行などの歓迎し難い[新]もありましたが、最近の暗い世相の中では明るい未来に繋がるsomething newへの期待を込めた思いを反映したものと考えられます。
折しもデンマークのコペンハーゲンではCOP15が開催され、2012年に期限を迎える京都議定書以降の温室効果ガス排出量の枠組みが議論されています。
わが国は先に1990年比25%減の目標を明言していますが、日欧だけが義務を負う京都議定書の単純延長は認め難く、世界の排出量の40%を占める米中が大幅削減できるかが鍵となります。
温暖化で国土水没の恐れがある島嶼国(とうしょこく)やアフリカなどの途上国は温暖化対策の強化を望み、中印などの新興国は経済成長重視で対策には消極的という立場の違いも出てきました。利害の調整には未だ時間がかかるでしょうが、各国のリーダーと国民の良識に期待したいと思います。
KJKでは12月13日(日)に本年度の健康住宅アドバイザー一般コースの試験を全国5会場(東京、名古屋、大阪、広島、福岡)で実施し、約300名の方が受験されました。合否の結果は2月上旬に受験者全員の方宛に郵送し、合格者の受験番号は本ホームページでも掲載します。
合格者の皆様には3月末までに資格登録の手続きをお願いします。
なお、KJKはより多くの人に健康住宅に関する関心を持っていただくために、今年から携帯版ホームページとして「健康ネット」を開設し携帯への情報発信も始めました。
どんな情報があるかご存知ですか。登録は無料で本ホームページのトップページのQRコードから簡単に登録できます。まだ登録されていない方は早速トライし、知らない方にも教えてあげてください。
話は変わりますが、12月11日の国立感染症研究所の発表によれば、新型インフルエンザ患者の発生は11月最終週がピークで12月に入って大きく減少したようですが、まだ警報レベルの発生数(30人/1機関・1週間)を超えていると報告されています。
今年も残り少なく、皆様には公私ともに多忙な年末行事の日時を過ごされることと思いますが、体調に気をつけてよいお年をお迎え下さい。
最後に、KJKの今年の業務は12月25日(金)で終業します。1年間有難う御座いました。
新春は1月5日(火)から始業しますので、来年も宜しくお願い致します。
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