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会長挨拶

次世代健康FORUM2021での野間会長講演要旨
テーマ“社会貢献活動の意義”




皆さん、こんにちは。
日本健康住宅協会・会長の積水ハウス・野間でございます。

本日はお忙しいところ、日本健康住宅協会の次世代健康フォーラム2021にご出席いただき、誠にありがとうございます。
本日の参加者は120人を超えると聞いております。多数の参加に心より感謝申し上げます。

まず、日本健康住宅協会の歴史について簡単にご紹介いたします。
始まりは1990年でございます。発起会社12社により、健康住宅推進協議会として発足致しました。
その後、2000年にNPO法人日本健康住宅協会となり現在に至っております。発足から31年、NPO法人となってから21年の長い歴史をもつ協会でございます。
これまでに幅広い業界から多数の方にご参画いただき、現在は49社の団体会員様と18名の個人会員様のご協力のもと、健やかな住まい方の具現化に取り組んでおります。

さて、本日の私の開講挨拶のタイトルは「社会貢献活動の意義」となっておりますので、そのお話をさせていただきます。
私共、日本健康住宅協会はNPO法人でございます。NPOとはNon-Profit Organizationの略称で、これを称号として法人格としたものがNPO法人、つまり特定非営利活動法人でございます。
非営利でございますので、利益を目的としない会社組織ということになります。
日本健康住宅協会は、利益ではなく、「住まい手目線」での活動を中心として、皆が力を合わせていこう!と結集した組織でございますので、この考えに相応しいNPO法人という形態としていることをまずご理解頂きたいと思います。

それでは、実際どのような活動をしているのでしょう・・・
協会の最も重要なミッションは、変遷する住まいに対して、住まい手が受けるストレスやダメージを検証する事で、改善や軽減が出来る様な住まい方を研究することです。こうした研究は、企業や個人、同業種・異業種の枠を超えた特定非営利活動で形成されています。

また、研究成果を、住まい手に無償にて情報提供すると同時に、高性能住宅に相応しい住まい方を指南出来る人(資格者・研究員)の養成も行っています。研究活動と情報提供・人材育成活動が両輪となって、持続可能な組織体系が構築されていることが、30年をも超える長い期間、活動が継続されている理由だと感じております。

私共の活動は、住まい手の平均寿命と健康寿命の差を無くしていく事にも寄与しています。
幾度かの省エネ基準の改正などで、住宅の高性能化はどんどん進んでいます。
部屋間の温度差が少ないと血圧が安定するなど、人が健康に暮らすために、住環境が関係することが様々な調査・研究を通じて分かってきています。
しかし一方で、シックハウス症候群や化学物質過敏症など、住宅が関わる問題が全て解決した訳ではなく、また、高性能化しても住環境で人が受けるダメージが全てなくなる訳ではありません。また、今後さらに住宅性能が高まれば、新たな課題が見つかることも十分予想されます。
健康寿命と平均寿命のギャップを無くす、あるいは家庭内事故を未然に防ぐには、リスクを指数化したり、根源を探ったり、実態を検証する事が不可欠です。

しかし、企業や業界だけでの取り組みには限界もあることも事実です。そのため、この考え方に賛同している会社が、手弁当で優秀な人材を派遣して、真剣に討議を重ねることに協会の意義があります。
また、その成果を無償で住まい手に贈る事は社会活動以外の何者でもありません。
住まいの中にはありとあらゆる分野の商品や材料が組み込まれており、その中で住まい手は暮らしています。商品や材料を供給する企業には、お客様が健康で安全に暮らしていただくことに最大限の努力をはらう義務があります。
その思いをもった企業と個人がこの協会に集まって、住まい手の健やかな住まい方の啓発をしています。

この協会では、住まい手の健康や安心を、健やかな住まい方というソフト面で創造していくことから、入会や活動に対する大義や目的を理解しづらい面もあります。
しかしながら、企業が商品やシステムを売るだけでなく、それを買った住まい手が、健やかな住まい方の正しい知識を持っていただく努力をすることで、自社商品やシステムの本当の価値が出るのではないでしょうか。
その努力の場が日本健康住宅協会であるということをご理解頂きます様お願いして、私の開講の挨拶とさせていただきます。

本日は、長時間となりますが、是非最後までお付き合いいただきますようお願い申し上げます。


以上