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事務局だより
更新日:2008年6月17日
  ◇ 6月のおたより ◇
 
 6月5日は1972年6月5日にストックホルムで開催された初回の「国連人間環境会議」を記念して国連では「世界環境デー」と定めています。日本では環境基本法で「環境の日」とし、1991年以降6月を環境月間として環境関連の諸行事が行われています。
  本年5月に中国四川省で発生した大地震のニュースはその被害の大きさで世界を驚かせましたが、6月14日にはわが国でも岩手・宮城内陸地震が発生し、これらは世界的な大規模地震の活動期入りの兆候なのかもしれません。今後の環境問題に影響する要因には人の活動による温暖化ガス発生以外に火山活動などの不測の要因も加わって複雑な気象変動や災害などが発生するものと考えられます。
 気象庁による今年の梅雨入りの速報では、近畿・東海・関東甲信越地区は九州北部より1週間も早い入梅で、過去にも余り例のないパターンを示し、昨年より10日以上も早い入梅宣言が発せられ奇異な感がしました。
 しかし、入梅後は余り雨の日は続かず、25℃を越す夏日なのに湿度は異常に低く反って爽やかな高原日和を満喫できる日が続き、この時期では珍しい乾燥注意報が発せられたり、最低湿度記録の更新が伝えられるなど、これもやはり地球温暖化による異常気象のひとつかと気が揉めます。
  KJKでは、例年、梅雨の時期は住宅の雨漏りや雨仕舞のチェックと、湿度の高い環境で増殖しアレルゲンになるダニやカビ対策を呼びかけたものですが、今年は住まいの耐震チェックと室内空気や身体の時ならぬ過乾燥対策も追加の必要がありそうです。
 ダニやカビについて興味のある方はKJKの各研究部会のホームページも少しづつ充実してきましたので、本ホームページ環境生物部会の「ダニのお話」やダニ関係の研究報告書と防菌防カビ部会の「梅雨とカビ − 歴史的考察」などもご参考にしてください。
  前月に紹介しましたが6月20日はKJKが定めた「健康住宅の日」です。当日はJR大阪駅周辺で「健康住宅の日」のたすきを掛けたキャンペーンレディーによる広報イベントを予定しています。
  「健康住宅の日」をより多くの人に知って頂くための運動に皆様のご理解とご協力をお願いします。
日本健康住宅協会 理事 吉田佐門
 
<事務局だより>
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