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事務局だより
更新日:2009年8月10日
  ◇ 8月のおたより ◇
 
  今年の梅雨明けは東海以西の西日本では南九州以南を除き、昨年より20日以上も遅く、平年比でも2週間以上遅れとなり、夏が何となく短くなった気がします。
  8月3日に行われた気象庁の異常気象分析検討会では7月の中国・九州北部豪雨と北日本の多雨、日本海側の日照不足、九州北部から東海地方にかけての記録的な梅雨明けの遅れの要因などの分析が行われ、エルニーニョ現象で海面水温が上がり、熱帯大気の気温も平年より高く、亜熱帯ジェット気流が南に偏って蛇行したので太平洋高気圧の本州付近への張り出しが弱くなり低気圧や前線の活動が活発になったと発表されています。
  今年の7月の平均気温は梅雨が長引いた影響によるものか平年に比べて−0.16℃で、近年では珍しく地球温暖化と逆行の現象を呈しました。
  今後の天候についても北日本では曇りや雨の日が多く、東日本と西日本では南からの温かく湿った気流の影響で曇りや雨の日が多いと予報されており、野菜やお米の不作が心配されます。
  さて、8月8日には高校球児の甲子園が始まりましたが、出身地や贔屓(ひいき)のチームがどうなったか、これからしばらくは毎日の戦績が気掛かりですね。睡眠不足や応援に出かけての熱中症には気をつけましょう。
  熱中症の予防には、携帯でも利用できる環境省熱中症予防情報サイトの「暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature湿球黒球温度)」を参考にするのがお勧めで、目安は21度を超すと激しい運動をすれば熱中症に罹る可能性がありその兆候に注意する。25度以上では積極的な休憩と水分補給が望ましく、28度を超せば激しい運動やマラソン等の持久走は自重。31度以上では外気温が皮膚温度より高くなり運動は危険とされています。
  熱中症は温度が急に上がった日や温度が高くなくても湿度が高い日に罹りやすいといわれ、東京消防庁の救急搬送データによればWBGTが20度を超せば熱中症患者数が増加し始め25度以上で急増しています。
  熱中症による死亡者数は気温が30℃以上で、またWBGTが28度を超えると増え始め、それ以上では急上昇しますが、特に乳幼児と65歳以上の高齢者の死亡者数が多くなっています。

  KJK本部事務局では人事異動があり7月に総務の谷川さんが退職され、業務は後任の山本さんに引き継ぎました。
 本年度の健康住宅アドバイザー試験の一般コースは予定通り12月13日(日)に全国5会場で実施することになり、9月14日から受付を開始します。
 本年度受験希望の方は本ホームページの2009年度健康住宅アドバイザー試験のご案内にアクセスして受験要項・願書をダウンロードし、お申込み下さい。本年度からはホームページの簡易版の練習問題以外に、製本版の練習問題集の販売(¥1,000)も始めましたので必要な方はKJKに直接ご連絡下さい。また受験者の方の便宜を考慮して年齢制限を廃止しましたので高校生の方でも腕だめしができるようになりました。
日本健康住宅協会 理事 吉田佐門
 
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