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事務局だより
更新日:2009年9月15日
  ◇ 9月のおたより ◇
 
  衆議院選挙は民主党の圧勝に終わり、鳩山新内閣が成立して、内外共に厳しい政治、経済環境の中で、期待と不安を抱えて船出することになりました。
  奇しくも日米で同じ名前の民主党が政権につき、共に環境重視の方針が打ち出されました。
  鳩山総裁が発表した温室ガス削減対策は、従来の2005年比15%から大きく踏み出して、2020年度までの中期目標として1990年比25%削減という意欲的な目標を掲げ、国際的にも高い評価と歓迎の意が伝えられています。もちろん、この高いハードルを越えるには世界の全主要国の参加と公平かつ実効性のある枠組み作りに合意が得られる事との留保条件はついているので、なお流動的ではあります。
 現在の閉塞感から、出口を模索する問題山積の産業界からは厳しい目が向けられていますが、現状のトレンドからは不可能に見えるだけに反って省エネ分野での技術革新が起爆剤となり、新しい産業が生まれて産業構造が変革し、明るい未来が開けるかもしれません。 

  最近までは、季節型インフルエンザは夏には流行しないのが常識でしたが、感染症情報センターによる感染症発生動向調査報告によれば、7月中旬頃からインフルエンザ患者数が急増し始め、8月中旬の第32週には全国で約4800の定点医療機関による定点当たりの報告数(1医療機関当たり1週間の受診患者数)は0.99に達して季節性インフルエンザの全国流行の指標である1.0並みになり、沖縄県の20.36は別格として東京、大阪などの5都府県でも既に1.0を超えているようです。また、病原体検出情報ではほとんどが新型インフルエンザウイルスAH1pdmと報告されています。
 本格的流行を目前にして、行政機関では一般の人へのワクチン接種方法や感染者対策が検討されており、また、学校や職場でも対応策が真剣に議論されています。皆さんも厚生労働省のホームページやTVニュースなどを参考にして準備されることをお勧めします。

  KJKでは現在全国での支部活動を積極的に進めています。東京支部では10月24&25日に健康住宅スペシャリストの「音振動環境診断士」資格認定講習会を予定しています。また中部支部では支部開設と共に「高齢者居住環境フォーラム」の勉強会が発足しました。更に中四国支部では情報誌にKJKの記事を定期的に掲載しています。
  10月19日は「住育の日」です。今年は「住育の日」の論文コンテストを実施しており、9月30日まで投稿を受付けていますので、皆さんどしどしご応募下さい。「住育」の言葉は未だ新しいだけに、固まったコンセプトが確立しているわけではありません。この機会に皆さんの積極的なご意見や薀蓄をお寄せてください。
日本健康住宅協会 理事 吉田佐門
 
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