今年は平年比で10日以上も早い梅雨明けとなり、それに伴い猛暑の季節が始まって、早速、同じ時期の最高気温の記録更新が伝えられています。昨年の夏は高温による熱中症患者が多発し社会問題として注目されましたが、今年も消防庁の発表では搬送される熱中症患者数は早くも鰻上りの様相で、気象庁はこれに対応するために今年の７月13日から新たに、翌日または当日の最高気温が35℃を超えると予想される場合には府県単位で高温注意情報を出し熱中症への注意を呼びかけることになりました。

　ところが、経済産業省は3.11後遺症の電力不足対策としてホームページに節電対策ページを設けて、声高に節電の呼びかけをしており、善良な市民としては熱中症を避けるための真夏の日中のエアコンの運転はどうしたものか、冷蔵庫の設定温度も変えるのか、スマートグリッドでもあれば良いのにと頭を悩ますことになりそうです。今後、原発の運転休止の拡大も懸念され、産業界や庶民の生活はどうなるのかも大いに気になるところです。

　しかし、暗いニュースが多い中で、ドイツのフランクフルトで開催されたサッカーの女子ワールドカップドイツ大会で、なでしこジャパンが世界１位のアメリカと対戦して優勝したニュースは世界を驚かせ、まさに歴史的とも表現できる快挙でした。最近のもやもやした世相を吹き飛ばし、自信をなくしかけた日本を励まして自信を呼び戻し再起のきっかけとなりそうな嬉しいニュースでした。
　筆者も17日の決勝戦の生中継は早起きして視ましたが、後半・延長戦共にアメリカに２度までもアヘッドされ、我がなでしこジャパンの善戦もここまでかと落ち込みかける度に、粘り貫いて諦めず闘志をむき出しにした彼女らは追いついて、遂にPK戦に持ち込み、劇的な逆転勝利をもぎ取った瞬間は思わず快哉を叫びました。リプレイは何度見ても飽きずに興奮を覚える感動的な印象に残る一戦でした。

　KJKでは第56回健康住宅アドバイザー資格試験を9月11日(日)に東京、名古屋、大阪、広島、福岡の５会場で、日曜日は都合が悪い方や勤務日の退社後に受験したい方のために9月14日(水)に東京、大阪で昼と夜の各2会場を準備して実施します。受験申込の受付は７月15日(金)から8月12日(金)までです。試験に合格するためには当協会発売のテキスト「健康住宅のわかる本」と「健康住宅アドバイザー練習問題集」を繰り返し学習することが大切ですが、事前に重要なポイントをつかんでおきたい方のためには、別途、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の5会場で8月下旬に受験対策講座も予定しています。

　KJKでは新たに室内空気質配慮住宅認証制度とセミナー講師派遣制度（住まいの温故創新シリーズ、住育シリーズ）を開始することになり、これに合わせて本ホームページのトップページも一部改訂しました。内容についてはトップページの該当ボタンをクリックしてご確認ください。