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協会だより
更新日:2012年10月23日
◇ 10月のおたより  ◇
 

 皆さんお変わりないですか。
 ようやく本格的な秋到来という感がありますが、今月は秋の花粉症についてお伝えしたいと思います。
 花粉症というと春という先入観がありますが、秋にも春同様に花粉症はあります。

 夏から秋にかけて、目のかゆみやくしゃみ、鼻水など、花粉症の症状が出たら、その原因は「草本花粉」かもしれません。草本花粉とは、イネ科やキク科、ブタクサ属などの、背が低い、いわゆる雑草の花粉です。
 スギやヒノキなどの花粉は高い木から風にのって数10kmも飛散しますが、これらの草本植物は丈が低く、花粉は数10mの範囲にしか広がりません。そのため、その植物が生えている場所に近づかなければ、かなり花粉を避けることができます。花粉が飛散していない時期に、それらの植物が生えている場所を確認しておき、花粉の飛散時期がきたらそこには近づかないようにするとよいでしょう。

 キク科の植物が花粉症の原因の場合、症状はスギ・ヒノキ花粉症と同様、鼻や目の症状が起こります。ブタクサはどこにでもあるので、近所に畑や河川敷がある場合はとくに注意しましょう。
 秋の花粉症の原因となる主な植物の特徴は次の通りです。



 また、秋の初めにくしゃみや鼻水が出た場合、時期が季節の変わり目と重なるため、花粉症やアレルギーを風邪と勘違いしやすいので、注意が必要です。まずは風邪か花粉症かを見極めて、花粉症だと思ったら、耳鼻科に早めに行き花粉症対策をするのがよいでしょう。風邪と花粉症の見分け方は、症状でだいたい分かりますが、鼻水が一番わかりやすく、花粉症の鼻水は水っぽく、風邪の鼻水は少し粘りがあります。

 秋の花粉症は、飛散量が春と比べはるかに少ないため、目のかゆみなどは出にくいですが、症状の強さには個人差があり、人によっては喘息の症状が出ることもありますので注意して下さい。


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本部 安藤研治
 
 
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