今年の夏は猛暑の予感がします。そんな折には室内でヒートダメージによる熱中症に対して備えをしておかなければなりません。また、全く反対のパターンが冬のコールドダメージによる脳卒中ではないでしょうか?
そんな時に興味深い記事を最新の健康ニュースで見つけましたのでご紹介します。
(http://kenkounews.rotalaallichii.com/posts_list/)
男性の累積的な飲酒量と脳卒中になるリスク
(2019年5月) "Journal of Neurology" に掲載された中国の研究で、男性の飲酒量と脳卒中になるリスクとの関係が調査されています。
著者: Yuxiang Duan et al.
タイトル: Cumulative alcohol consumption and stroke risk in men
研究の方法
中国に住む男性 23,433人を対象に、2006年、2008年、および 2010年の3回にわたり飲酒量を調べ、
2010〜2016年にかけて脳卒中の発生状況を追跡調査しました。
結果
追跡期間中に678件の脳卒中が発生しました。
このうち595件が虚血性脳卒中(脳梗塞)で、90件が脳内出血(出血性脳卒中)でした。
3回における飲酒量調査トータルの「飲酒量が非常に多い」グループは「お酒を飲まない」グループに比べて、
脳卒中になるリスクが50%増加していました。
同様の比較で、「飲酒量が中程度」のグループでは49%、「飲酒量が少ない」グループでは23%のリスク増加でした。
虚血性脳卒中に限った分析でも同じような結果でした。
脳内出血に限った分析では、飲酒量と発症リスクの間に関係が見られませんでした。
今回の記事には飲酒後の入浴やダメージのある生活パターンの影響は記載されておりませんが当協会ではそんな生活パターを改善する健やか住まい方≠推奨しており、研究活動を進めております。
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