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協会だより
更新日:2019年9月1日
◇ 9月のおたより  ◇
 
協会活動への参加をお願いするとそれは会社のPRになりますか?とか会社にとってのメリットは何ですか?と聞かれることが多くあります。NPO活動やSDジェイズまたはCSR活動など、呼び方は違えど同じ様な性質の活動であることに違いはありません。
当協会の活動を強いて云えば住まい手の健康長寿を叶える活動と言えるのではないでしょうか?

そんな時に興味深い記事を最新の健康ニュースで見つけましたのでご紹介します。
http://kenkounews.rotalaallichii.com/posts_list/





楽天的な性格と寿命

(2019年8月) "PNAS" に掲載された米国の研究。



研究の方法

女性を10年間にわたり追跡調査した Nurses' Health Study(人数の記載なし) というコホートと、
男性を30年間にわたり追跡調査した Veterans Affairs Normative Aging Study(人数の記載なし)
というコホートのデータを分析した。



結果

  1. 健康状態などを考慮してもなお、追跡開始当初の楽天性が強いほど85才以上まで長生きすることが多いという関係が見られた。 男女ともに。
    ↑ は85才以上生きる確率。 用量応答関係(〜であるほど...)。

  2. 楽天性が最高だったグループは最低だったグループに比べて、85才以上を生きる率が女性では1.5倍および男性では1.7倍だった。生活習慣を考慮しても、この結果の統計学的な有意性は失われなかった。
    ↑ も85才以上生きる確率。

  3. 女性では、楽天性が最高だったグループは最低だったグループに比べて、寿命(の平均)が14.9%長かった。
    男性でも同様だった(たぶん11%ぐらい寿命が長かった)。
    ↑ は平均寿命の長さ。



実用性

研究グループによると、これまでの研究で楽天性は改善が可能であることが示されている。 したがって、楽天性を改善して長生きできるかもしれない。 しかし、私は生活習慣の改善で楽天性を改善できるという研究を見たおぼえがない。

楽天性を改善するには、生活習慣の改善ではなく行動認知療法とかいうやつが必要なのかもしれない。









日本人の生活習慣も変わってきたと言われています。しかし、これは主に食生活に例えられることが多い様に思います。
これから自動運転やオート操作はたまた情報端末やAI の導入などが常識となる様ですが住生活の根本理念を見つけるのも大切です。

 

事務局 和田
 
 
<協会だより>
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