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協会だより
更新日:2019年12月2日
◇ 12月のおたより  ◇
 
多くの人にNPO法人である貴協会とはどんな活動をしているのかと聞かれる事があります。活動内容は多岐に渡り、短い時間で端的に説明する事は難しいと前置きして、「この協会は人の寿命と健康寿命の差を無くす活動をしています。」と応えています。

そんな時に興味深い記事を最新の健康のニュース−gooニュースで見つけましたのでご 紹介します。
http://news.goo.ne.jp/topstories/life/334/





病気ではなく老化現象? 健康寿命“75歳の壁”の正体


約7人に1人が「後期高齢者」にあたる75歳以上という日本。体や心の機能が10〜20年前に比べて5〜10歳若返っており、社会で活躍する後期高齢者も少なくない。だが、やはり“寄る年波には勝てない”ことを実感するのも、このころからではないだろうか。実態をつかむことが対策の第一歩。75歳の壁の正体を知り、うまく乗り越えよう。

今年1月に75歳の誕生日を迎えた主婦のヨシコさん(仮名)は、「いろんな問題が顔を出した一年だった」と振り返る。

春には白内障と診断され手術。これまで安定していた生活習慣病関連の数値が急に悪くなり、めまいや足の付け根の痛みなどにも悩むようになった。

「体力も食欲も以前のままなのに。明らかに体の状態が変わった気がする」

実際、75歳、あるいは70代での変化は、多くのデータからも見てとれる。



まず本誌が注目したのは患者調査(2017年)。国が3年ごとに行っている調査で、さまざまな病気の推計患者数が年齢別などに載っている。これを見ると、高血圧や糖尿病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの慢性疾患や、これらの病気が原因で起こる心筋梗塞や脳梗塞などで、若い人よりも患者数が多い。



75歳以上の生活習慣病については、加齢に伴う生理的な変化もあり、症状の表れ方も治療に対する反応も若い人とは異なる。このため、日本老年医学会は高血圧や糖尿病などの病気で75歳以上が目標とする値を打ち出した。

例えば、高血圧では、目標値を74歳以下よりも高く150/90mmHg未満としている。厚生労働省の日本人の食事摂取基準(2015年版)でも、70歳以上が目標とするBMI(体格指数)を21.5〜24.9としている(ちなみに、50〜69歳は20.0〜24.9)。

高齢者に生活習慣病が増える背景を、慈恵医大晴海トリトンクリニック(東京都中央区)で高齢者の寝たきりを防ぐ取り組み「ライフデザインドック」を行っている東京慈恵会医科大学教授の横山啓太郎さんは、「糖尿病や高血圧といった生活習慣病の多くは、病気というよりも、老化と捉えたほうがいい。増えるのは自然なこと」と話す。

「そもそも老化とは、体を一定の状態に保つ力、専門的には“恒常性(ホメオスタシス)”が保たれなくなる状態と考えられています。わかりやすくいうと、若いときは徹夜をしても、少しぐらいお酒を飲みすぎても、翌日には何とかなったもの。ですが、年齢を重ねるうちに無理が利かなくなり、体がきつくなってきます。それは元に戻る力が働きにくくなったためで、それこそが老化現象なのです」

横山さんによると、徹夜や飲酒に限らず、塩分や糖分、脂肪の過剰摂取でも同じことがいえるという。

「若いころはこうしたさまざまなリスクに対して体が対応できていましたが、あるときを境にそれができなくなる。その結果が高血圧であり、糖尿病なのです。当然ながら、老化は腎臓や膵臓、肝臓など、体の一部だけでなく、全身で起こりますから、複数の生活習慣病にかかりやすくなる。つまり、高血圧の人は糖尿病にもかかりやすいといえるのです」(横山さん)

個人差はあれ、恒常性が保たれにくくなり、生活習慣病が進行していく。その結果、免疫力が落ち、要介護になるリスクが高まる。そうした時期が一般的には70代なのだという。(本誌・山内リカ)

※週刊朝日  2019年11月22日号より抜粋









先月の協会便りでも紹介した住環境によるストレスを無くす事はアンチエイジングにも何かしらの効果を齎します。
高湿度と過乾燥、高気密と計画換気など矛盾の生じる環境問題なども私たちに課されたテーマと思っております。
12月初旬に雑誌ananのこのテーマのヒントを掲載して貰いました。

 

事務局 和田
 
 
<協会だより>
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