健康住宅協会って何をしている所ですか?良くそんな質問を受けます。この協会では健やか住まい方を普及して、住まいでのダメージやストレスを回避・軽減する事で、健康長寿を成し得ようとしています。何だか簡単に出来そうに聞こえますが、これは習慣の中での悪癖を改善する事であり、大きなエネルギーを要します。
そんな時に興味深い記事を医療・情報ニュース「ALL ABOUT」で見つけましたのでご紹介します。
(http://allabout.co.jp/gm/gt/1856/)
朝コーヒーを飲むのは不健康?最適な時間帯はいつか
毎朝、目覚めの一杯のコーヒーが習慣になっている人は多いかもしれません。しかし、朝のコーヒーは身体に悪影響を及ぼすという研究結果があります。コーヒーが生体にとって重要なコルチゾールの生産を阻害してしまうことや、カフェインへの耐性があがりやすいことが指摘されています。具体的な悪影響と、コーヒーを飲むのに最適な時間帯はいつかを解説します。
朝コーヒーを飲む習慣は健康的ではない?
目覚めの一杯や、出勤前にカフェやコンビニに寄って毎朝コーヒーを飲む……。そんな人は多いのではないかと思います。朝専用缶コーヒーといったものも販売されているくらいですから、朝の飲み物といえばコーヒー、また、コーヒーを飲む時間帯といえば朝、といったイメージは一般的なのかもしれません。
しかしながら、「目覚めのコーヒー」が私たちの健康を害している可能性があるという報告があります。以前発表された研究結果から、なぜ朝のコーヒーが身体に悪影響を及ぼすと言われているのか、また、コーヒーを飲むのに最適な時間帯はいつなのかを考えてみましょう。
重要な働きを持つ「コルチゾール」とは
この研究のキーワードとなるのは「コルチゾール」というホルモンです。コルチゾールとは副腎皮質ホルモンの一種「糖質コルチゾイド」の一種で、生体においてとても重要なもの。タンパク質、炭水化物そして脂肪の代謝を抑制する役割があります。
しかし、過剰に分泌されることで血圧や血糖値の上昇などを引き起こす危険性が高まると考えられています。
朝コーヒーを飲む習慣が健康に及ぼす悪影響
実は朝の時間帯にカフェインを摂取すると、このコルチゾールの働きに悪影響を及ぼすといわれています。その問題点は大きく以下の2つに分けられます。
1つ目は、カフェインがコルチゾールの生産を阻害してしまい、それを補うために身体がもっとカフェインを欲するようになるということ。
2つ目は、朝にコーヒーを飲む事でカフェインへの耐久性があがり、慢性的に欲するようになってしまうというものです。
さらに、朝コーヒーを飲むことで血糖値が上がりやすくなってしまう、ということも研究で指摘されています。
コーヒーを飲むのに最適な時間帯
では、コーヒーを飲むべき最適な時間帯はいつでしょうか?
それは、コルチゾールが高くない時間帯です。具体的には、
・朝10時から正午にかけて
・午後2時から5時にかけて
の2つの時間帯が、コーヒーやカフェインを摂取するのに良い時間帯だといえます。それらの時間帯であれば、カフェインがコルチゾールの生産を阻害するのを最小限に防ぐことができ、カフェイン中毒にもなりづらいようです。そしてコルチゾールの分泌を促すことができるために、覚醒度も上がる、ということになります。
目覚めの一杯のコーヒーを日課としている方は、これらの研究報告の内容も見ながら、毎日の習慣を見直してもみても良いかもしれません。
■参考
・Modified-release hydrocortisone to provide circadian cortisol profiles.(PubMed)(英語)
・Early Morning is Actually the Worst Time to Drink Coffee(Time)(英語)
コーヒーがどうのと云っている訳では無く。今回の記事の様に、何故改善しなくてはならないのかを論理的及び適切に示せば、人はその悪癖を直してみようと努力するものでは無いでしょうか?これがこの協会の研究活動で有り、事業活動と云えます。この住まいで生ずるストレスやダメージを無くすことが出来れば、健康長寿に向けて生活は健全なものになる筈です。
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