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事務局だより
更新日:2007年6月5日
  ◇ 6月のおたより ◇
 

 6月は衣替と梅雨の季節です。 制服はすっかり夏仕様に変わりましたが、今年の梅雨入りは気象庁の速報では例年より遅く、沖縄では平年より8日、奄美では16日遅れて5月中旬に、九州南部は昨年より6日遅れの6月1日と発表されています。本州でも6月上旬には次々に梅雨入りして1ヶ月余りのじめじめした鬱陶しい季節が始まります。
  一方、今年は空梅雨という予測もあり、暖冬異変による渇水が回復できないと夏には深刻な水不足も懸念され、反って雨乞いが必要になるかもしれません。 KJKは、住み手の皆さんが住まいの健康をチェックする習慣を身につけ、メンテナンスの重要性を認識して必要な対応を怠らないようにするため、高温多湿でカビが生えやすい梅雨真っ最中の6月20日を「健康住宅の日」と定めて、毎年この日の前後にセミナーを開催しています。今年は趣向を変えて見学会を開催します。

  梅雨・カビ・メンテナンスに興味がある人にはKJKの防菌防カビ部会ホームページのコラム「梅雨とカビ−歴史的考察」は一読の価値があります。 KJK行事としては5月25日の午前中に第31回理事会と第17回通常総会が開催され、予定された議案はすべて原案通り承認されました。第17回総会の議案については議事録を参照してください。
  同日午後の研究発表会では活発な質疑が行われ、閉会後は新梅田シティーB1の呑気放亭(ドンキホーテ)で賑やかに懇親会を開催し、ざっくばらんな意見交換や旧交を温める和やかな談笑があり、また新しい知己を増やして満足げに名刺を確認する精力的な参加者が認められて有意義な1日となりました。研究発表会の発表テーマの内容についてはKJK本部で頒布中の2006年度研究報告書集を購入してご利用ください。

  今月のKJKの重要なお知らせは、長年、「健康住宅アドバイザー」の名称でおなじみの「住まいのお医者さん」の資格制度の変更です。
  KJKが、住まいの衛生環境をチェックし維持管理に関する調査や診断、施工を行う専門技術者を育成するために、1993年に創設した「ハウスメンテナー」資格制度では、毎年、研修と検定試験を実施して既に5,300人の資格取得者が生まれ、住宅関連業界で健康住宅の専門技術者として活躍しています。
  最近は、この資格を企業内の研修に利用する住宅メーカーも増えてきたので、今年からこれを「ビズコース」として分離して企業の要望に応じて実施頻度や開催場所を増加させることとしました。誰でも受験できる「一般コース」は、従来2日掛かりで研修と検定試験を行ってきましたが、2日間も仕事を休むのは負担が大きく、また、申込後のテキスト入手から試験までの短期間の予習と、研修時の1〜2時間の科目毎講義のみで受験するのは勉強時間が短か過ぎるという問題があったので、今年から、テキストは常時書店で入手可能にして受験者各自が自由に十分な勉強時間を確保できるようにし、12月に1日の資格検定試験のみを実施する方式に変更することになりました。2007年度の試験日は12月2日(日)とし、試験場所は東京、名古屋、大阪の3地区に分けて実施することを予定しています。受験手続の詳細は準備でき次第このホームページの「研修検定試験日程」でご案内します。

日本健康住宅協会 理事 吉田佐門
 
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