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コラム
 <2009年4月17日>
「羽アリの季節到来」
株式会社児玉商会 尾崎 慶太郎
 羽アリが飛び立つ季節
 桜の花びらが散った頃から7月にかけては、シロアリの羽アリが巣(コロニー)から一斉に飛び立つ季節となります。普段は地中に棲んでいるシロアリですが、私たちの目の前に姿を現す唯一の時季でもあるのです。ヤマトシロアリの羽アリは、4月から5月の温暖多湿な日の昼間に飛びます。イエシロアリの羽アリは、6月から7月の温暖多湿の夕方から夜にかけて飛び、電灯下によく集まってきます。普通のアリは5月から9月にかけて羽アリが飛びますが、アリの種類によってその時季が異なります。なお、シロアリとアリは種類の違う昆虫です。シロアリはゴキブリに近縁で、アリはハチの仲間です。
 シロアリとアリの見分け方
 羽アリを見かけたとき、それがシロアリなのかアリなのかはとても気になるものです。そこで、これらを見分ける3つのポイントをお教えしましょう。下の2枚のイラストをご覧ください。シロアリは4枚の羽がほぼ同じ大きさで同じ形をしていますが、アリは前の羽が後の羽よりも大きくなっています。また、シロアリの触角は数珠状で直線的ですが、アリの触角は「く」の字状をしています。そして、シロアリの胸部から腹部は寸胴ですが、アリの胸部と腹部の間は細くなっています。
 見かけたら要調査!
 シロアリの羽アリが飛ぶということは、その近くに大きくなった巣が生息している筈であり、すでに建物に被害が発生している可能性があります。羽アリを見かけたら、専門家に調査を依頼されることをおすすめします。
 
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